経営＆ファイナンス用語集

＜名称＞
初期バージョンの罠

＜内容＞
（狭義）新製品、新技術（大抵は欠陥だらけ、不格好）の初期段階を見て悲観的に予測してしまうこと。
（広義）新製品、新技術の初期段階を見て将来を見誤ること
　　　　「初期バージョンの罠（悲観）」＋「初期バージョンの罠（楽観）」
（ここで広義の「初期ヴァージョンの罠」を扱う）

＜例＞


＜場合分け＞
右上の「意外な成功」を見落とすのが「初期バージョンの罠（悲観）」
左下の「意外な失敗」を見落とすのが「初期バージョンの罠（楽観）」


＜初期バージョンの罠（悲楽共通）対策＞
・初期バージョンの長所、短所は何か？
・初期バージョンの短所は改善できそうか？
・初期バージョンの短所を改善できたらどうなる？
・超えるべき技術的・社会的難所はなにか？
・技術的・社会的難所は越えられそうか？
・もし超えるべき技術的・社会的難所を越えたらどうなる？
・もし超えるべき技術的・社会的難所を越えられなかったらどうなる？
・眼の前の技術・製品にとらわれず拡張性や将来性を見る
・ライター、専門家の意見は悲楽両方を考慮する

＜参考＞
『インテル戦略転換』